コラム

5月病でお腹が痛い?もしかして「過敏性腸症候群」かもしれません

ドクター解説

新年度が始まり、環境の変化によるストレスが重なるこの時期。「なんだか最近お腹の調子が悪い」「下痢や便秘が続く」「お腹の張りや痛みがあるけど、検査では異常なし」といった症状でお悩みの方が増えてきます。こうした症状、**過敏性腸症候群(IBS:Irritable Bowel Syndrome)**かもしれません。

過敏性腸症候群とは?

過敏性腸症候群は、腸に炎症や腫瘍などの器質的な異常がないにもかかわらず、便通異常(便秘・下痢・その両方)や腹痛、膨満感などが慢性的に続く状態です。特にストレスや自律神経の乱れが関係しているとされ、新生活のストレスが増える4〜5月に症状が悪化しやすい傾向があります。

代表的な症状

  • 腹痛や腹部不快感(排便で軽くなることが多い)

  • 慢性的な下痢や便秘、または交互に繰り返す

  • ガスやお腹の張り

  • 朝の通勤前や大事な予定の前に腹痛や下痢が起こる など

過敏性腸症候群は「心と腸の病気」

IBSは**「脳腸相関」**といって、脳と腸が密接に影響し合っていることが関係しています。ストレスや不安が脳を介して腸に影響を与えることで、腸の動きが過敏になったり、便の水分吸収がうまくいかなくなったりするのです。

治療には専門的な対応が重要です

IBSは命に関わる病気ではありませんが、日常生活の質を大きく下げてしまうため、早めの対応が大切です。症状やタイプ(便秘型・下痢型・混合型)に応じて、

  • 食事や生活習慣の見直し

  • 薬物療法(整腸剤・下痢止め・便秘薬・脳腸相関を調整する薬など)

  • ストレスマネジメント
    など、個別の対応が必要となります。


名古屋市北区で過敏性腸症候群のご相談は「みずの内科内視鏡クリニック」へ

当院では、総合内科専門医・消化器病専門医・消化器内視鏡専門医の資格を持つ院長が「便秘・下痢外来」を専門的に担当しています。これまで多くのIBS患者さんを診てきた経験を活かし、お一人おひとりの症状に合わせた丁寧な診療を行っています。

当院の特徴

  • 朝7時30分から診療開始で通勤前の受診も可能

  • 日曜日午前も診療、忙しい方にも通いやすい

  • 院内処方で薬の受け取りもスムーズ

  • 名古屋市北区のほか、西区・東区・中村区・守山区・豊山町・北名古屋市・春日井市・小牧市などからも多数来院

過敏性腸症候群は、適切な治療で症状が大きく改善する病気です。「たかがストレス性の腹痛」と放置せず、気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。


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