コラム

マンジャロ=悪なのか?

ドクター解説

GLP-1製剤の正しい理解と、当院の対応について

近年、SNSなどで話題になっているGLP-1製剤。
中でも「マンジャロ(Mounjaro)」は“痩せ薬”のようなイメージが先行し、一部では「悪」という印象すら広がっています。

しかし、マンジャロは2型糖尿病治療薬として有用な薬剤であり、医療的価値は非常に高いものです。


 なぜ「マンジャロ=悪」という誤解が生まれたのか

背景として、

・糖尿病でない方への美容目的処方
・短時間のオンライン診療での安易な処方
・副作用へのフォロー不足
といったケースが話題になってしまったことが挙げられます。

ここで強調したいのは、

薬そのものが悪いわけではない
不適切な使われ方が問題

ということです。


肥満症には「ウゴービ」という治療薬があります

日本では、医学的な肥満症に対して、
✅ GLP-1製剤 ウゴービ(Wegovy)
が承認されています。

対象は、
・BMI30以上
・BMI27以上+健康障害(高血圧、脂質異常症など)
といった方です。


実はウゴービの保険診療には厳しい条件があります

ウゴービは制度上、保険でも処方可能ですが、

・施設基準を満たした医療機関のみ
・6ヶ月以上の食事・運動療法の記録が必要

といった条件があり、
多くの医療機関では保険診療として取り扱うことができません。


当院はウゴービを自由診療で提供しています

当院では、制度背景を踏まえ、

医学的基準を満たした方を対象に
✅ 自由診療でウゴービ治療を提供

しています。

また、
・保険診療と同様の適応判断
・副作用チェックのための定期フォロー
美容目的での処方はなし
など、安全性を重視しています。


■ 当院が対面診療にこだわる理由

GLP-1製剤は、
・胃腸症状
・低血糖の可能性
・内服薬同士の相互作用

などの確認が欠かせません。

対面診療だからこそ、
・腹部所見
・バイタル
・内服のの状況確認
が可能になり、トラブルを未然に防ぎます。


■ マンジャロは正しい対象の方へ正しい目的で

当院では、
✅ 糖尿病治療が必要な患者様に対して
保険診療でマンジャロの処方を行っています。


■ GLP-1は魔法の薬ではありません

効果を高めるには、
・食事改善
・運動習慣
・生活全体の見直し
が不可欠です。


■ 当院の特徴(名古屋市北区)

総合内科専門医による診療
・胃カメラ、大腸カメラに対応
・日曜午前診療・早朝診療
・24時間WEB予約対応

忙しい方でも通院しやすい環境を整えています。


■ このような方はご相談を

✅ BMI30以上の方
✅ BMI27以上で生活習慣病がある方
✅ 健康リスクが気になる方

※美容目的のみでの処方は行っていません。

ウゴービについての詳細はこちらから


ご予約・お問い合わせについて

24時間WEB予約はこちらから

電話でのご相談はこちら
📞 052-991-1855
  ※電話受付時間:木曜を除く平日13:00〜15:00


■ 最後に

「マンジャロ=悪」ではなく、
正しい場面で使えば非常に有用な治療薬です。

誤解や偏見に惑わされず、
医師管理のもと、安心して治療に取り組むことが大切です。

肥満症や生活習慣病が気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。

みずの内科内視鏡クリニックは、
患者様の健康を第一に考えた安全な治療を提供しています。

来院時マスク着用のお願い

発熱やのどの痛みなど、かぜ症状がある場合は来院時マスクの着用をお願いします。