大腸カメラ検査で見逃しを防ぐために「下剤の準備」の大切さ
ドクター解説
大腸カメラ検査を受ける際、「下剤を飲むことが一番の負担」と感じる方は少なくありません。近年、下剤の量が少ないものが登場していますが、名古屋市北区にある当院では、あえてニフレック(ポリエチレングリコール製剤)を第一選択としています。
量が多いためご負担をおかけしますが、これには内視鏡専門医としての強いこだわりと、診断の確実性を追求する明確な理由があります。
検査の「質」を左右する、下剤の重要な役割
大腸カメラ検査の成否は、検査前の腸の洗浄状態(前処置)で決まります。腸内に便の残りが多いと、小さなポリープや早期がんの発見が困難になるリスクが高まります。
内視鏡専門医として、この**「見逃しリスクの低減」**こそが、最も重要だと考えています。
内視鏡専門医がニフレックを選ぶ理由
当院がニフレックを採用しているのは、その確実な洗浄力を最も信頼しているからです。
診断の確実性を追求した洗浄力
ニフレックは、洗浄力が非常に確実で、検査の際、最もクリアな視野を確保できます。量が多いというご負担はありますが、その分、腸の隅々まで徹底的に洗浄し、見逃しを最小限に抑えるという当院の検査方針を支える、**診断精度を担保するための『専門医の選択』**です。
改良により飲みやすさが向上
ニフレックは発売当初に比べ、改良により味が飲みやすくなっています。実際、当院で検査を受けられたほとんどの方が最後まで服用できていますので、過度なご心配は不要です。
患者様の負担軽減と安全のための当院のサポート体制
ニフレックの確実な洗浄力を活かしつつ、患者様の負担を減らし、スムーズに検査を受けていただくための体制を整えています。
「完遂」ではなく「検査可能状態」が目的です
ニフレックは原則2リットル服用しますが、**「2リットル飲み切ること」が目的ではありません。**大切なのは、大腸カメラ検査が行えるほど腸内がきれいな状態になることです。
便の状態を自己チェックしていただき、きれいになったと判断できる場合、医師の指示のもと服用を終了できることがあります。
便秘傾向の方への事前対策
便秘傾向がある方は、洗浄が不十分になりがちです。当院では、検査当日の前処置以外にも、便秘の程度に応じて事前に下剤を処方し、腸内環境を整えます。
苦痛の軽減に配慮した検査技術と鎮静剤の使用
洗浄が確実に行われた上で、検査自体は内視鏡専門医による熟練の技術と、ご希望に応じた鎮静剤の使用(木曜日を除く平日のみ)により、患者様の負担の軽減に最大限配慮いたします。
土日も検査を実施
平日お忙しい方も検査を受けられるよう、土曜日・日曜日も大腸カメラ検査を実施しています。
※ただし、麻酔管理の安全性を考慮し、土日は鎮静剤を使用した検査は行えません。鎮静剤をご希望の方は、木曜日を除く平日にご予約ください。
ご自宅での服用指導と注意点
ニフレックはご自宅で服用していただきますが、事前の診察で看護師から飲み方のコツや時間配分について、個別で詳細な指導を行います。(※清涼飲料水やキャンディなど、ニフレック以外の成分が混ざるものは推奨しておりません。)
ご予約とアクセスについて
Web仮予約・事前診察予約
Webから24時間、大腸カメラの事前診察予約や検査の仮予約が可能です。
-
朝7時半からの事前診察: 検査に必要な事前診察は、朝7時30分から受診可能です。お仕事前の時間帯などを活用し、検査準備を進めることができます。
広域からのアクセスと診療圏
当院は名古屋市北区に位置しておりますが、アクセスの良さから、名古屋市西区、東区、中区、中村区をはじめ、豊山町、北名古屋市、春日井市、小牧市など広域から多数ご来院いただいております。
-
地下鉄: 名古屋市営地下鉄名城線 黒川駅より徒歩9分
-
バス: 名古屋市営バス「黒川本通り4丁目」より徒歩3分
**「専門医による見逃しリスクの少ない検査を受けたい」**とお考えの方は、広域からアクセスしやすい当院にご相談ください。
Webから事前診察、大腸カメラ検査のご予約はこちらから
【お電話でのお問い合わせ】
お電話でのお問い合わせは、052-991-1855(木曜日を除く平日13:00-15:00)にご連絡ください。
みずの内科内視鏡クリニック 内視鏡専門医・院長 下郷 彰礼 https://mizuno-naishikyo.jp/





